ショート・ショート
(レンズに指が入ってる…)
昨日お誕生日を迎えました☆彡
昨日までやけに病んでいたせいか、「誕生日ってこんなにうれしかったっけ?」とあたたかくなるばかり…。
LINEでバースデーカードを受け取ったり、部活でたくさんお菓子をもらって、先輩もすれ違いざまに声をかけてくれて…
部活してなかったらこんなしあわせはなかったんだなあと、中学生時代の部活選びに後悔するばかりです。
きょうもおともだちが似顔絵絵を書いてくれたり、またまたお菓子をもらったり。
一昨日、母と言い合いになってしまって父に「明日お祝いされるのが申し訳ない」と話したときに、
父が「ここにいるだけでおめでたいんだからわるくおもわなくたっていいんだよ」と言ってくれて、
病んでいたわたしはぼろっぼろに泣いていました。
誕生日について深く考えるのはなんだか照れくさいけれど、こんなにうれしかった10月24日は何年ぶりなんだろう。
今年ははじめて嵐のお誕生日メッセージ動画を見忘れたのが、たいへんな心残りですが。
好きなことだけ書くびより。..父
なんだろうな、
いま、悩みの波の、頂点に近い位置にのっかっている気がしていて。
小6のわたしが、ちいさいながらよくあんなに考えたなあと感心するほど、12歳は大きな波に囲まれていました。
それがまたやって来たのだと、やけに冷静な自分もいるのですが。
こういうときに的確に、納得させるのは父の得意技。
わたしは高校を卒業したら家を出るつもりだし、わたしの父は同年代の子の親より年をとっているので、父との時間はとても短いの。
やけに寂しくなった誕生日前夜です。
わたしは、妹が生まれる前から妹がきらい。
物心ついた頃に母から突き放されるのだから、妹が悪くてもわたしが怒られるのだから、好きなわけがない。
それから、妹もわたしもまだまだちいさいときに妹が手術を受けることになって、わたしは常に父とふたりきりだった。
隣の県に入院していた妹と、つきっきりの母。毎晩父の胸を濡らしていたなあ。
いまでも泣けるその頃の影響か、わたしは完全なお父さんっ子になりました。
それはいまでもほんとうに変わらなくて。
本の虫である父は、何でも知っているんです。頭が良くて、でも娯楽にだって知識がある。
映画について、日本について、音楽について、勉強について、
父と真剣に語り合う時間が大好きなんです。
料理が上手で、動物が好きで、視野が広くて好奇心が絶えず、格好よい父が大好き。
父のお葬式ではたぶんわたしがいちばん泣くとおもう。
「まだ話したかった」「教えてほしかった」と、声が枯れるほど泣き続ける気がする。
でも、もし父に永遠の命があったとしても、わたしは一生を終えるうちに話し足りることはきっとない。
世界のニュースが絶えない限り、映画が消えない限り、音楽の概念がなくならない限り、父と話すことは無限で聞きたいことも無限なんだろうとおもう。
ピークを更新し続ける、母とわたしとの仲のわるさが日常の潤いを吸い取っていくなか、
父との会話はオアシスというか、お水のようなこころの拠り所なんですよね。
お酒を飲むとすぐに寝ることと、寝ると色んなことを忘れてしまうことがかなり厄介な難点ですが。笑
芸術の趣味や味覚の好みが似ていて肯定されることって、父が死んだら誰が満たしてくれるんだろうなあ。
父が死んだら、こんなにも博識な人に出会えるのだろうか。
このまま健康なら、あと20年くらいは生きられるとおもうけれど、父の命に人のいのちに限りがあることを改めて悔しく感じます。
だけれど、親離れのひとつとしてわたしは本を読みたい。
父のことばのきっかけを、わたしも吸収してことばをたくさん手に入れたいとおもっている。
本の前に見たい映画や聞きたい曲が山ほどあって、本でもそれらでもいいよと父は言っていた。
でも、ことばの直接的な源は、父が常に開く本のなかなのだろう。
本のなかには、わたしのうじうじ心を蹴り飛ばす時間がある気がしてるの。
ここまで慕う父にも母と同じような、信じてやるもんかという感情がすき間にある。
それは、わたしの家族はみんな“上の子”ではないから。
長女わたしと母との確執がつくったアダルトチルドレンの存在を、一生、くちびるのなかで嘆くとおもう。
だけれど、そんなこころの濃度を薄めることばは、かたっぱしからひらいてけば見つかると考えているのです。
その考えさえ、父からの影響が大きいのだけれど。
いつか、父の「知らなかった」を手に入れるため、わたしはアンテナを休めることはないぞ。
父を超える勢いで。
知識に手をのばしたい。
貴方をちゃんと想い出にできたよ ..『ナラタージュ』
中学生の頃のおともだちと、久しぶりに出かけて来ました。
『母と暮らせば』以来かな?
嵐ファンというわけではないのですが色んな俳優さんを好きな子なので、オタク同士お話がよく合います…。
この映画の期待値はわりと高かったです。
理由は、予告に使われていた、タクシーから紙吹雪が飛んでゆくシーン。
あとは、主題歌が嵐ではなかったこと。
主演とヒロインが潤くんと有村架純ちゃんであることや、作詞作曲がRADの野田洋次郎であることで、ターゲット層が若干低いとは感じましたが、
ジャニーズが座長である作品のなかでは、好感を持っていました。
ですが、少し満足度の低い映画だと感じました…。
平坦で、なんだか守りに守った恋愛映画だったとおもいます。
「おもしろい!」なシーンが、記憶のなかで見つからない。
わたしが泉の立場だったら、葉山先生が大好きな人に、ぜったいなっていたとおもう。
いつだってやさしくて、きれいでこそばゆいあの人の目線はわたしにあるだなんて、わたしはずっとずーっとその恋を忘れられないとおもう。。
でも、葉山先生は曖昧でやさし過ぎてずるくて。大事なことは何も言わないの。
最後に奥さんと縁を戻すだなんて、泉の気持ちは知っていて、そばにいたくせに、
東京へ戻る前、セックスをする意味が分からなかった。
いつまで泉を傷つけるのか。
小野くんだって、ちょっと行き過ぎた泉の管理を。
登場人物、誰にも共感できなかった。
登場人物が都合のよい的外れな人物ばかりだと感じました。
「貴方をちゃんと想い出にできたよ」
主題歌の印象的な歌詞に、少し気持ちを傾ける。
“ちゃんと”とは、やはり先生への関係にどこか背徳感はあったのだろうなあ。
でも想い出にするって、一体どんなことなんだろう。
おもい出して泣かなくなったとき? あのときの必死の行動に恥ずかしさを感じなくなったとき?
それならまだわたしは、中学生のときの、あの先生のことをまだ想い出にできていない。
常に霧がかかっているようなこの映画で、わずかに射す光はエンディングテーマの歌声でした。
やっぱりわたしは、まだ洋次郎が書く詞が好きなようで、虹のかけらをここに見た気がした。
いつか泉が、幸せになれますように。
他に好きな人を無理につくらなくてもいいから、懐中時計を捨てなくたっていいから、どうかしあわせが訪れるといいなあ。
(潤くんに望むのは、泣く演技の改善。)
【ヴィタメール】♡
こんなにも上質な甘いもの摂取できるなんてしあわせで贅沢…。
父が出かけていた先でボンボンショコラを買ってきてくれたのです。
父は甘いもの好きなので、自宅用4個入りと会社で食べる用6個入りを。。
家族で分けて食べたのですが、1個を二分の一する意地汚さが現れてしまいます…。笑
(上手く撮れるようになりたい)
ショコラ・バリエ の中味は、
*パレ・ドール
*クール・レイ
*マロー
*ダンド・ミディ
*カレ・ド・クーベルチュール(ホワイト,ビター,ミルク×2)
でした。
*パレ・ドール
ビターで、ガナッシュの質感がすごく好みなチョコレート。
スイートチョコもほんのり、マッチしていました。
*クール・レイ
最初はシンプルなスイートチョコかな?と感じるのですが、あとからナッツの風味が。
コーティングもガナッシュも口溶けがすごくよいチョコレート。
*マロー
甘めコーヒーの風味と、とろとろ溢れるキャラメルのチョコレート。
口の中での合わさりが心地よく、濃厚で後を引くあまさ。
*カレ・ド・クーベルチュール
*ホワイト
食べやすい王道の甘さがあるけれど、上品でくどくなかったです。
*ビター
かなりハイカカオな気がしました。
ブラックコーヒーのような苦味を感じます。
*ダンド・ミディ *カレ・ド・クーベルチュール(ミルク) は妹が食べたあと黙って自室へ戻ってしまったので何も分かりません。。(u_u)
全体的に大きくてなめらかなショコラでした。
ベルギーのものだそうですが、ベルギーってこんなにおいしいんだ!と感動。
かなり好みのお店です。♪♪
大きさ・おいしさは申し分ないのに、わりとお財布にやさしい価格帯だとおもいます。
昨日は父とカフェへランチに。
お店の写真もごはんの写真もありませんが、久しぶりに父とデートしてきました。
「お父さんきらい」と嘆く同級生が多いなか、わたしは小さい頃から父とふたりの時間が長くずっとお父さんっ子です。
オーガニックカフェにたまたま入り、
父はピリ辛チキンセット、わたしはチーズハンバーグセット。
父いわく、チキンは別にピリ辛ではなかったそうで。。
ハンバーグは、特筆すべき味でもなかったですが、
つけ合わせに長いウインナーと、
皮がぱりぱりの、フレッシュネスバーガー のような太さのポテトがうれしかった。
量のわりに値段が高めかなあ??と感じましたが、ドルチェのクレームブリュレと紅茶がとてもおいしくて…!
バニラ風味の紅茶が、ティーポットに2杯分入って出てくるのが意外にきゅんきゅん(*^^*)
わたし、ミルクティーは得意じゃないのですが、こちらはミルクによく合いました。飲みやすくなりますね。
あの茶葉欲しいなあ、と考えています。
この間飲んだ、シナモン風味のルイボスティーもおいしかったし、やっぱり紅茶は深過ぎて追いつけません。
昨日はリフレッシュデーとなりました。
ごちそうさまでした。☆彡
p.s.
*フランボワーズ
酸っぱいソースと、粘り気のあるキルシュガナッシュが甘いのに上品。やっぱりフランボワーズに外れはないようで…。
コーティングチョコレートの裏が鮮やかなピンク色で女心をくすぐるショコラ。
*ロゼット
歯を入れると中からたっぷりのキャラメルソースが。
下のコーティングチョコレートが厚いので、中も外も十分にたのしめるショコラ。
甘いのに後を引き過ぎなくて食べやすい、でも満足感。
【パティスリー ラヴィアンレーヴ】♡
この間、ボンボンショコラをはじめて購入したとき…
届くまで、そして箱を手に取ったとき、慎重に摘んでゆっくり噛みしめるとき…
あのときめきがほんとうに恋みたいに、わくわくがあかく灯っていて。
その感覚を時間置かず味わいたいとおもってしまい、またもや注文してしまいました。
今回選んだお店は、
(へたくそか!)
楽天で売られていた パティスリー ラヴィアンレーヴ というところ。。
16種類のなかから6個好みのものを注文することができるタイプにしました
はじめは3個入りを買うつもりだったのですが、6個入りのほうが1個あたりが50円も安いので、断然お得!とおもい。
(撮るのがやけに下手な日)
食べはじめてから、またチョコの写真を撮っていないことに気付きましたが、
中身は、
*カカオ70%
*フランボワーズ
*プラリネ・カフェ
*トンカ
*抹茶
*ピスターシュ
にしました。
*フランボワーズ
この間、フランボワーズに感動したとき、「これから先も1口目はフランボワーズにしよう」と決めたので、迷わず最初のチョコはフランボワーズ。
「まさにフランボワーズ!」印象的なピンクのガナッシュにコンフィチュールの酸味が混ざって、そこに ぱりっほろっと崩れたコーティング。
間違いない王道の味だとおもいました。
*プラリネ・カフェ
コーヒーは苦手なのにエスプレッソということばになぜか惹かれて選んだもの。
強いコーヒーがきて、ほんのり甘さが香って酸味のような感覚が追いかける。
甘さ・酸味については上手く言えないけれど、不思議な風味でお気に入りでした。
*トンカ
ノーマルなバニラと、バニラ風味のトンカで迷って、冒険トンカを選択しました。
ストレートに甘くてバニラのようなコク。
なんだか感じたことのあるような甘さで、思い出せないけれど懐かしい味でした。
でももう少し甘さ控えめでいいかも??
*抹茶
めずらしげな組み合わせのカラメルハニーと、定番フレーバーの抹茶とで迷ったけれど女の子の性は抹茶を選んでしまう。
苦くないタイプの抹茶で、ミルキーなガナッシュとの口溶けが心地よかったです。
でも、抹茶はしっかり苦いほうがミルクガナッシュとの調和がさらによいのではとおもいました。
*ピスターシュ
ピスタチオ味のパブリックイメージを知りたくて選びました。
香ばしいような青いようなナッツの風味とミルクガナッシュがおいしくて、ピスタチオ味ってこれなんだ、とようやく分かりました。
*カカオ70%
わたし『THE Chocolate』のハイカカオチョコレートが大好きだったので選んだものですが、父に「届いたらなにか1個ちょうだい」と言われており。。
いま父は県外に出かけているのですが、父もハイカカオが好きなので、残しておいてあげようと昨日から野菜室に入れています。
明日あたり帰ってくるとおもうので、反応を見るのがたのしみ…☆彡
値段もお手頃で食べやすく、この間のものより敷居が低いと感じました。
好きなものが選べるのでプレゼントとしても買いやすいのかな。
ただ、全体的にもうすこし甘みが抑えられるといいなあと。
これはこれで、少量で満足できる良さはあるけれど、ビターガナッシュにするともっとおいしそう、と感じるたり…。
わたしのなかで比較対象となるものがまだまだないので、生意気なことを言うのも恐れ多いですが…。
たまたまわたしがビターチョコ派だったからこのような感想を抱いたのかもしれませんが、いつかこのお店の別の味も食べてみたいなあ。
前回、蓋を開けたときと同じような奇妙な感動が、
今回リボンをほどいたときにもありました。
誰かが、注文を受けてわたしのために、丁寧にきれいなチョコレートをつくって、蓋をしてリボンを結んでくれたのだ。
そうおもうと、なぜだかそれだけでとてもしあわせな気がするんですね。
ショコラティエさんのことをおもうと、ほんとうになぜだか分からないけれど、どれだけ想いをかけるのかと、苦しくあたたかくなります。
ごちそうさまでした。
青愛好家。
とっても日にちが経つのがはやくて、もう金曜日、そしてもうテスト週間です。
一昨日は嵐のツアー当落発表日でしたが、今年は比較的、感情の波をおだやかに保ち過ごせました…。
みなさまお疲れ様と、きらきらメール届いた方はおめでとうございます。_(:3」z)_
わたしは、嵐学の当選で運を使い果たしたのか、やはり落選でした。
落選したときは「いまのわたしはあらしに出会うのにふさわしくなかったんだ」と言い聞かせており、それをつよく実感できた今年はいままでより大人だとおもいます、わたち。
それより、おともだちが落選ながらチケットを譲ってもらい入れることになって…!
嵐学が終わりホテルの夜、その子と電話をしていてすんごく悔しがっていたので、わたしだけじゃなくその子にもチケットが届きますようにとのお願いが、迂回はしたもの叶ってよかったです…。☝︎
わたしは、嵐に貢ぐはずだったお金の行き先がPASSPO☆と決まったのであまり落ち込んでいません!
ツアー初日の1部にぼっち参戦、大阪一人旅もたのしみ◎
そこで、まず悩むのが身なりです。
ミントグリーンかみどり、水色を取り入れたいのがオタクの性。
それは前日でも考えられるのに、いまから真剣な検討が必要なもの。
そう、リュック…。
通学、おでかけは基本リュックです。
1泊2日の旅もリュックに詰め込むつもりですが、
使えるリュックといえばクローゼットのなかに2つ、
▽ニューヨークヤンキース ライトグレー
▼アディダス 赤×黒
▽は中1から1年間しか連れ添っていないのに重いものを入れたら肩の部分が破れそう。
でも、軽いものしか入っていなければリュック自体が上がってきてしまう。
▼は小学生時代のガールスカウト宿泊訓練時に購入したが、破れそうなところも汚れたところもほとんどない。
ただあまりにもスポーツ意識なリュックなのでちょっと背負いにくい。
そして通学に使っているのが▲EDWIN。
▲は中2から使っていて素っ気なさ・愛想のわるさに一目惚れした黒いリュック。
ロゴが白い文字で黒いボタンに入っているのがお気に入りで、ポケットや仕切りが多いのもうれしい。
ストラップがなんでもマッチするし、ラバーバンドもつけやすい。
ただ、猫ちゃんを飼いはじめてから一気にくたびれてしまい… おしっこされたり寝床にされたり、噛まれたり、みるみるうちに汚れていくの。
通学用としてもおでかけ用としても、はやめだけれど買い替え時かなあと悩み中です。
ミルクフェドやEASTPARKにも惹かれるのですが、やっぱりリュックのあこがれってカンケンなのです…!
どうせカンケンを買うなら、王道カラーの黒ってもったいない気がしていて。
カンケンでいちばん可愛い色ってわたしのなかでは断然フロストグリーン×ピーチ。
お店の前を通りかかったときもすぐ目についた色です。
でも、それだと隣のクラスの子と被ってしまうので、それ以外に惹かれる色は…
*ロイヤルブルーサンド
*スカイブルー
*アイスブルー
あたりかなあ。
青が相変わらず好きだけれど、茶色系も紙袋みたいで可愛い。_φ(・_・ )
通販、特にメルカリなんかだと流行が去ったからかとてもお安いんですよね、でもやっぱり色は実物を見ないとなんとも言えないし、サイズも、たてよこまちの長さが表示されていても背負ってみなきゃ分からないし。
慎重になるのはメルカリで犯した数々の失敗達のおかげ…。
そもそもこんな田舎にカンケンのお店なんて近くにあるわけないので難しいところではありますが、
ゆっくりとリュック検索の旅を続けようとおもいます。
また好き勝手に書きまくってしまいました…。
いいの。落選のわたしに幸あれ、と。
横顔 ..『三度目の殺人』
夏休みがあったためかわりとアニメやヒーローもの、まんがの実写が多く、見に行きたいとおもう映画があまりなかったのですが、
『三度目の殺人』『散歩する侵略者』は宣伝やタイトルに惹かれており、わずかにより評価が高い『三度目の殺人』を見に行って来ました。
俳優陣や予告映像の虚無感が好みでかなり期待していたのですが…
黒いもやもやが消えないままエンドロールが終わりました。
・十字
・咲江の足
・否認
・カナリアを逃した理由
・真犯人
・36歳の娘
・はがき
・咲江の赤
…どこまでも真相を観客まかせにするのだなあ。
最後のさいごに殺人を否認し、信じてもらえなければ逆ギレした三隅の横顔を見たとき、わたしも心のなかで重盛と同じ反応をしていました。
そこで、あたまのなかの相関図がふっと薄れてしまって、考えることを放棄してしまうほど…。
・十字
三隅が裁くことに強い憧れを持っていたから。
・カナリアを逃した理由
咲江を父親から逃すことの暗喩。
・真犯人
父親を恨んでいた咲江による犯行だと考えれば特に疑問な点はないが、それなら三隅とガソリンの点は説明できなくなるので、やはり三隅か。
15歳のあたまではこのくらいしかひろげられませんでしたが…
この映画は伏線を拾いきれておらず、冒頭からリズムがわるいとおもっていて、もうすこしスピードのある大きな展開が欲しかったとおもっています。
『三度目の殺人』、
わたしは、三度目とは咲江や重盛など、三隅に関わった人間の心が三隅によって殺されてしまった、という意味ではないかと感じました。
十字の電線を十字路で見上げる重盛。
この事件の弁護士を担当し、どんなふうに影響を受けたのだろうか。想像すると胸がいたくなった。
途方に暮れたような表情でぼんやりと立っている姿は、日本で起こる多くの事件の裏でたたかう人のシンボルなのだろうかと何ともいえない気持ちになった。
とにかく横顔が印象的な映画でした。
ガラス越しのふたつの横顔、反射して重なる横顔。。
あと返り血を拭うしぐさ。
重盛の犯した罪とは。
静かな狂気を、もっと知りたい。